第1章 着物 | 収録写真数 |
父はとても和服が似合います。少しずつはだけて晒されていく裸体には、古き良き時代の栄光と、世紀末に向かって急速に進行し始めたモラルの崩壊を止められなかった男の挫折とが混在しています。 | 10枚 |
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第2章 椅子 | |
ビールを飲みながら、ちょっと胸を出しておどけてみせるお父さん。しかし、時代の進行はそんな程度では止まりません。褌姿が当たり前になり、それも剥ぎ取られ、肛門は奥まで丸見え。まるでストリッパーのように家長の性が商品化されていきました。 | 15枚 |
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第3章 浴衣 | |
浴衣で涼んでいても、もはや素っ裸になることが当然のように期待されています。それどころか、性器は強制的に勃起させられ、輪ゴムで縛り上げられた睾丸と肛門を同時に晒すという父の屈辱が、ごく普通の見世物として享受されるまでになってしまいました。 | 17枚 |
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第4章 甚平 | |
甚平の下の褌をめくり、中から取り出した一物を扱いてみれば、それはむくむくと起き上がって父の存在を雄弁に主張し始めます。しかし、それは同時に家長としての尊厳を奪われた屈辱の証でもあったのです。 | 13枚 |
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第5章 紐 | |
勃起した一物に暖簾をぶら下げられ、さらに下半身を紐で括られて尊い父の性が玩具にされてしまいます。ハムのように分割された臀部と性器は、まるで貪欲に父性を追求する若い世代の獣たちに供される生贄のようです。 | 10枚 |
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第6章 ベッド | |
すっかりくつろいで昼寝をしている父の寝顔は、かつてこの世に確かに存在していた小川の流れる田舎の風景のように平和です。しかし、際限なき人間の好奇心と性欲は、優美にその奥に隠されたものをすべて暴かなければ気がすみません。褌は剥ぎ取られ、肛門は全開にさせられ、さらには四つん這いの屈辱と大股開きで縛り上げられる羞恥責めが父を襲うのです。 | 19枚 |
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第7章 土下座 | |
もはや昭和の情緒と奥ゆかしさは跡形もなく消え去り、強烈な照明の下ですべてが赤裸々に晒される時代となってしまいました。しかし、ほんとうにこれでよかったのでしょうか?何かはっきりとは分からないけれど、昔、父の背中に確かに存在していた畏怖と憧憬のようなもの − それが、すべての覆いを剥ぎ取ることによって失われた気がしませんか?全裸で土下座をしながらも、毅然としてこちらを見据える父の顔は、平成に生きる我々にそう問い掛けているようにも見えます。 | 16枚 |
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| 計100枚 |